"共育"とは? 3
一つはそのドラマそのものからでしたが、他の一つは、お2人の発見が、期せずして私が言う「横どうし教え合うようにする」・・・
つまり「横から教える」と、その本質が同じであるということからでした。
極限の闘いの中から掴みとられたことに、深い敬意を払いたいのです。
かつての伸学社は、東大への最短かつ確実なコースであった灘高あるいはラサール高への高い合格率を誇る学習塾でした。
私はその全盛期に、教育としての関心ではなく、入試を一人ひとりの課題として捉え、それを達成していくという考えかたに興味をもって、塾頭とお会いしたことがありました。
その時の氏の2つの言葉に同感しました。
一つは、「どの子の隣に座るかで、その子のここでの運命が決まる」というもの。
他の一つは、「塾生どうしを小集団化して、互いに試験問題を出し合わせている」というものでした。
伸学社は、氏が病に倒れて、1986年に解散しました。
『教科書を子どもが創る小学校』で紹介された信州大学付属長野小学校の教育も、そう意識されて行われているかどうかはわかりませんが、「横から教える」教育です。