時間意識の革命 2
利潤が商人や職人の関心の中心になってくるにつれて、D&G 時計で測ったような時間の正確な計測がいっそう重要になってきました。
新しい時間の尺度は、例えばギルドにおける商取り引きの時間の規制、職人の労働時間の規制など・・・
職業上の目的に使われるようになりました。
とくに新しい時間観念が新旧勢力の決定的対立をもたらしたのは、利子をめぐる問題です。
・・・というのは、商人高利貸資本の活動は、「時間を売ることはできない」とした教会の態度と対立したからです。
キリスト教の時間は神学的時間で、神とともに始まり神によって麦配されている時間です。
時間が神のものである以上、時間を売って利子をとる行為は神を冒濱するものです。
・・・こうして徴利禁止法が13世紀に神学者、教会法学者によって体系づけられました。
これに対して、商人の時間は利潤に関係する時間であり、時間を組織的・計画的に利用することが営利なのです。