クローン技術の安全性 9
無責任な人間が遺伝子工学の手法を悪用し、故意に危険な細菌をつくり出し、新たな「黒死病」を発生させる可能性は否定できません。
しかし、途中に横たわるさまざまな障壁を考えると、こういったことは実行困難でしょう。
とはいっても、人間の創意工夫の才には限度がないように見えます。
人間と自然のあらゆる防衛手段を突破することは、はたして可能なのでしょうか。
新たな「黒死病」が発生する可能性は、将来的な問題として残されています。
遺伝子工学の各種の実際的な分野からの贈り物は、到着しているのです。
これまで見てきたf法、つまりDNAを切断・再連結して、新たな遺伝子とその調節遺伝子を組み込んだ新たなプラスミドをつくりあげる方法は、すでに10年以ヒも前から産業界および学界で使われています。